2026-07-17 / closed

2026年7月17日の大引け総括

市場は崩れた。TIL基本は立っていた。 日経平均が4.03%下落した日に、TIL基本5銘柄は0.09%安だった。

市場は崩れた。TIL基本は立っていた。

基準時点:2026年7月17日 大引け

保有11銘柄と、日経平均・TOPIXの終値を基に集計した。

今日の市場

指数終値前日比
日経平均64,141.12−2,694.42 / −4.03%
TOPIX3,919.21−109.58 / −2.72%

日経平均は一時6%を超えて下落し、安値は62,704.60。終値でも約2,700円安だった。

前日の米国市場で半導体株が売られたことに加え、中東情勢と米国の追加利上げ観測への警戒が重なり、東京市場でもリスクを避ける動きが強まった。値がさのAI・半導体関連の下げが大きく、日経平均の下落率はTOPIXを上回った。

【TILの見方】市場は、かなり派手に崩れた。

では、TILはどうだったか。

TILの結果

銘柄集合7月17日評価額評価額前日比現在の含み損益
TIL選定8銘柄19,314円−166円 / −0.85%+1,176円 / +6.48%
TIL基本5銘柄14,594円−13円 / −0.09%+1,209円 / +9.03%
TIL改3銘柄4,720円−153円 / −3.14%−33円 / −0.69%
黒歴史3銘柄11,141円−11円 / −0.10%−330円 / −2.88%
全保有11銘柄30,455円−177円 / −0.58%+846円 / +2.86%

TIL選定8銘柄は、日経平均に対して+3.18ポイント、TOPIXに対して+1.87ポイントだった。

TIL基本5銘柄は、日経平均に対して+3.94ポイント、TOPIXに対して+2.63ポイントだった。

日経平均が4%落ちた日に、TIL基本は0.09%安。

【確認できた差】ほぼ立っている。

TIL選定8銘柄の内訳

銘柄終値前日比
4684 オービック4,267円+59円 / +1.40%
3921 ネオジャパン1,620円+5円 / +0.31%
5946 長府製作所1,995円+3円 / +0.15%
6419 マースグループHD3,120円0円 / 0.00%
7841 遠藤製作所1,090円0円 / 0.00%
1605 INPEX3,401円−28円 / −0.82%
4058 トヨクモ2,186円−49円 / −2.19%
4238 ミライアル1,635円−156円 / −8.71%

上昇3、変わらず2、下落3。指数が全面的に崩れた日の値動きとしては、かなりばらけている。

今日のMVP

4684 オービック+59円 / +1.40%

日経平均が4%安、TOPIXが2.7%安となる中で逆行高となった。

一日の値動きだけで企業の品質を証明できるわけではない。ただ、TIL基本でオービックに期待していた「大型・高収益の品質株」としての役割は、この日の値動きにも表れた。オービック一社で、INPEXとトヨクモの下落の大部分を吸収している。

【TILの見方】市場が転んだ横で、普通に歩いていた。

オービックは7月22日に2027年3月期第1四半期決算を発表する予定だ。次は売上成長、営業利益率、会社計画に対する進捗を確認する。

最大の下押し

4238 ミライアル−156円 / −8.71%

TIL選定8銘柄の下落額166円のうち、156円がミライアルだった。

ほぼミライアルである。

半導体関連株が大きく売られた相場の中で、半導体関連のミライアルも下落した。ただし、値動きを直接説明する個別開示は確認できていない。

TIL改3銘柄の評価額前日比は、ミライアル−156円、長府製作所+3円、遠藤製作所0円。合計−153円だった。

TIL改の3銘柄が一斉に崩れたわけではない。ミライアル一社の値動きが、グループ全体をほぼ決めた日である。

TIL基本は、なぜ耐えたのか

TIL基本5銘柄の評価額前日比は、合計でわずか−13円だった。

  • オービック+59円
  • ネオジャパン+5円
  • マースグループHD0円
  • INPEX−28円
  • トヨクモ−49円

資源、高収益ソフトウェア、小型SaaS、大型品質IT、高財務・高還元株。同じ方向へ、全員で走らなかった。

【TILの見方】分散したはずなのに、全員同じ方向へ走る日もある。
今日は、ちゃんと分散していた。

もちろん、一日の結果だけで分散戦略の有効性が証明されたとは判断しない。ただ、少なくとも7月17日は、異なる性格の銘柄を組み合わせた効果が数字に表れた。

黒歴史部屋

黒歴史3銘柄は、合計で−11円 / −0.10%だった。

  • JT:+152円 / +2.45%
  • サーバーワークス:−167円 / −8.61%
  • NTT:+0.2円 / +0.13%(評価額前日比への寄与は+4円)

JTが上がり、サーバーワークスがほぼ同じ金額だけ下がり、NTTが4円を足した。

部屋の中で大乱闘。部屋全体は、ほぼ動かず。

サーバーワークスは7月15日の決算発表後、16日と17日に続落した。決算数値が良いことと、発表直後に株価が上がることは別の話である。市場が事前に何を期待していたのか、今後の利益率をどう見ているのか、決算前後の需給にどの程度影響されたのか。ここは分けて確認する必要がある。

今日の評価

TIL選定8銘柄

投資仮説は維持。 −0.85%は下落だが、日経平均−4.03%、TOPIX−2.72%の相場で相対的にはかなり粘った。含み益も+6.48%残っている。

TIL基本5銘柄

分散が機能した。 指数急落日に−0.09%。ただし、今回の一日だけで「下落相場に強い」と結論づけることはしない。

TIL改3銘柄

数字は弱い。ただし、中身は一社だった。 長府製作所と遠藤製作所まで同時に崩れたわけではない。今回の結果だけで、資産価値と安全域を重視する考え方全体が否定されたとは判断しない。

投資仮説への影響

本日の値動きだけで、TIL選定8銘柄の事業仮説が崩れたとは判断しない。

株価は動いた。会社の中身は、一日ではそこまで動いていない。

  • TIL改は、ミライアル一社の値動きに左右されやすい
  • オービックは決算前の期待が高まっている可能性がある
  • サーバーワークスは、決算数値と市場の評価に差が出ている
  • 半導体関連株の下落が続けば、ミライアルへの影響も続く可能性がある

次に確認すること

  • オービックの7月22日決算と、現在の株価に見合う業績進捗
  • ミライアルの下落が半導体株全体の需給によるものか、個別要因を含むのか
  • トヨクモの月次売上、契約数、チャーン、広告効率
  • INPEXの株価と原油・天然ガス価格、為替との関係
  • サーバーワークスの決算後の売りがどこで吸収されるか
  • 次の相場でも、TIL改がミライアル一社に引っ張られるのか

結論

7月17日の市場は、かなり厳しかった。

それでも、TIL選定8銘柄は−0.85%、TIL基本5銘柄は−0.09%。日経平均は−4.03%、TOPIXは−2.72%だった。

TIL基本は、ほぼ無傷。TIL改は、ミライアルに殴られた。全体としては、指数よりかなり粘った。

一日の勝ち負けだけで、投資方法の優劣は決められない。

それでも、こういう日に何が下がり、何が残り、どの銘柄が下落分を吸収したのか。そこを記録するために、TILを作っている。

出典

  1. 日経平均ヒストリカルデータ / 日本経済新聞社 / 確認日: 2026-07-18 / 2026年7月17日の四本値と終値を確認
  2. リアルタイム株価指数値一覧 / 日本取引所グループ・QUICK / 確認日: 2026-07-18 / 2026年7月17日のTOPIX終値を確認
  3. Japan's Nikkei slides into correction zone on tech selloff, Middle East conflict / Reuters / MarketScreener / 資料日付: 2026-07-17 / 確認日: 2026-07-18 / 当日の市況背景を確認
  4. IR Calendar / 株式会社オービック / 確認日: 2026-07-18 / 2027年3月期第1四半期決算発表予定日を確認
  5. IRカレンダー / 株式会社サーバーワークス / 確認日: 2026-07-18 / 2027年2月期第1四半期決算発表日を確認

訂正履歴

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